概要
AIにより背景画像を切り抜くことができる “rembg” の紹介です。
写真などの画像から被写体を切り抜きます。
rembg
Remove image background
インストール
インストール方法は、WindowsでGPUが無い場合は下の方法で
pip install onnxruntime # 入っていなければ
pip install "rembg[cpu,cli]"
GPUがあれば
pip install onnxruntime # 入っていなければ pip install "rembg[gpu, cli]"
でインストールしてください。
“cli”は、”Command Line Interface”のことで”rembg”コマンドがインストールされます。
使い方
切り抜く対象を指定しなくてもAIのトレーニング済のモデルが自動的に切り抜いてくれます。
切り抜いた画像を返すほか、マスクを返すこともできます。
他にもモデルを選んだり多くの機能があります。
ここでは、簡単な紹介にとどめます。
詳細は、以下を参考にしてください。
https://pypi.org/project/rembg/
rembg コマンド
インストールすると”rembg”コマンドも一緒にインストールされます。
rembg i input.jpg output.png
などとすることで “input.jpg” から切り抜き画像 “output.png” を作成します。
コード
from rembg import remove
input_path = 'input.jpg'
output_path = 'output.jpg'
with open(input_path, 'rb') as i:
with open(output_path, 'wb') as o:
input = i.read()
output = remove(input)
o.write(output)
このコードで “input.jpg” から “output.jpg” が作成されます。
参考画像
インプット画像
アウトプット画像
足元は、草に隠れていた部分なので消えています。
コマンド一つでこのくらい綺麗に切り抜ければ、かなり良いのでは。
インプット画像2
アウトプット画像2
うーん、影の濃い部分は切り抜かれてしまっていますね。
画像に用るのかな。
まとめ
Commnts